【PRESS】JAMの薀蓄 Vol.6
2020.09.11
PRESS
きっと誰かに語りたくなる、はず。
JAM HOME MADEは2018年ブランド創立20thを迎え、来たる6月23周年目に突入しました。
ブランドが産声を上げてから今日まで、数えきれない商品が生まれ本当に多くのお客さまにご愛顧いただいてきました。
そんな膨大なアイテムの一つ一つに人知れず存在する薀蓄(うんちく)、すなわち“コンセプト”。
「肌にもっとも近いプロダクト」だからこそ、思いやりや笑顔が側にある。そんな商品をこれからもお客さまにお届けしたい。
20thアニバーサリーイヤーの節目に、改めてJAM HOME MADEが大切にする商品に込めた想いをツラツラと記載する新コラムをスタートします。お時間があれば、是非お読みください。
UNCHIKU JAM HOME MADE
ちなみに、「薀蓄(うんちく)」という漢字は合計29画です。
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≪Vol.6≫ JAMと言えばこの<アイレット>なしには語れない
JAM HOME MADEのあらゆるアイテムの表情を印象づけているこのアイレットは、ウォレットチェーン装着用のハトメパーツとして2000年に誕生。
チェーン使用時に生じるねじれ、絡まりといった煩わしさを解消するため、業界で初めて360°回転する仕様に開発されました。
このアイレットは通常のプレスによる製作ではなく、ネジなどの精密さが求められる工業製品を製作するのに用いられる切削という技術を用いています。
また、二重環部分は鉄で製作することで強度を増し、裏面をフラットにすることで革へのあたりを減らすなど、妥協のないこだわりと高い技術力により生み出された、シンプルでシャープなルックスと使う人に寄り添ったストレスフリーな機能性を両立したデザインです。
さらに、ハトメパーツの裏面には誕生石をセットしました。
宝石とは人にとってお守りのような意味を持つもの。
その力をいつも身に着けられるよう、「財布に宝石を付属する」という新しい発想が生まれました。
そんなアイディアから誕生したこのパーツは、20年の時を経て、ブランドらしさを表現したデザインポイントとしても認知されるようになり、これまで1000型以上の商品に採用されています。
「デザインと機能性は両立しなければならない。機能性の追求こそがデザインの本質的な価値につながる。」
ディレクター増井のデザインに対するこの信念は言い換えれば、プロダクトの本質に思いを巡らせ本来求められている以上の機能を持たせることがデザインの成功の一つである、との考えにつながります。
そしてそれは、快適な生活を送れるように、という人への思いやりであると同時に、長く大事に使われて欲しい、という物への思いやりでもあると言えるのです。
JAM HOME MADE PRESS
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≪Vol.5≫ 注目されないけど、優れたモノ<COMMODITY>シリーズ
日常の見慣れたモノを華麗に進化させたJAM HOME MADEの<COMMODITY>シリーズ。
普遍的であり、実用的でミニマム。その完成されたデザインは人々の生活から切っても切り離せないモノばかりであり、気には留めなくても必ず近くにいてくれるかけがえのない存在でもあります。
今回、この<COMMODITY>シリーズに新作が登場しました。
テーマは2019 A/W Collection<VAPOR WAVE>にかけて、VAPOR=蒸気=銭湯(サウナ)。
少し無理やりな感じもしますが、JAM HOME MADEのディレクター増井は昔から仕事の前に銭湯に通い、サウナで体を整え、万全の状態でデザインに勤しむ、と言う生活スタイル。現代用語で言う大の“サウナー”なのです。
そんな“サウナー増井”が今回着目したモノは、『栓』と『バンド』と『フック』です。
『栓』は、お風呂や洗面台で見る“アレ”そのもの。
年季の入った『栓』は塩素などで白く濁り、本来の輝きが失われがち。ゴム製のヘッドも、ボールチェーンも、何十年も使える優れたデザインでありながら、その扱いは雑で粗末。
そんな『栓』に敬意を表し、シルバー925で華麗に進化させました。
ネックレスとして使えるこのアイテムは、ペットボトルやお酒の瓶に、蓋として使用することが可能です。(※仕様上、密閉することはできません。)
『バンド』では、水道の蛇口と、ホースを固定する金具をモチーフにしたリングとバングルを作製。
一度ギュっと締めたら、ホースを買い替える時ぐらいしか触られる事もない、いつも寂しい『バンド』。
ネジ部分の360度回転する機能を、JAMのアイコン<アイレット>に置き換え、鍵などを付けて身に着けることができる、遊び心を取り入れたアイテムへと進化しました。
『フック』は、の簡易的な鍵として使われる「ヒートン」と「ヨート」をモチーフにピアスへ展開しました。
もともと、「ヒートン」は額縁などを吊るすために作られた金具、そして?型の「ヨート」は“洋灯吊”を由来として名付けられた、シャンデリアなどを吊るすための金具でした。
昔ながらのトイレの鍵や、過去、何かを吊したり、引っ掛けていたであろう壁にねじ込まれた『フック』たち。
その利便性を極めたデザインから、様々な場所で活躍するマルチプレーヤーへと成長し、多くの場面で重宝されているのに、いまいち印象の薄い存在。
そんな孤独な『フック』の機能美あふれるユニークな姿を、そのままジュエリーデザインへと生まれ変わらせました。
JAM HOME MADE PRESS
ノザワ マサキ
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≪Vol.4≫ 他人には見せない表と裏「スカルリング」
JAM HOME MADEのオリジナルスカルリングが誕生したのは、13年前の2006年。
直営店オープン6thを記念して作製されたのが最初です。
メンズアクセサリーの定番モチーフだし、「JAMといえば…スカル」のイメージも強いアイテムですが、その歴史は案外短い。
しかしその後、数々のコレクションやコラボレーションでバリエーションが増え、現在まででそのラインナップはリングだけでも優に50種類を超えます。
Z DIAMOND CHAOS RING (2007)
そんなスカルリングに込められた想い。
もともと、スカルリングをはじめとする「スカルモチーフ」には、“メメント・モリ(Memento-Mori)”の想いを込めるケースが多く、JAMのスカルシリーズもそのコンセプトを表現しています。
この“メメント・モリ”とは、「人はいつか必ず死ぬのだから、そのことを忘れず、生きている今を楽しもう」というラテン語の教えに由来する思考で、“死”を恐怖としてとらえるのではなく、限りある命への前向きでポジティブなマインドを大切にするという意味合い。
他にも「スカルモチーフ」には、“全ての人間、肌の下は皆同じ姿。”という、人種差別へのアンチも込められたりします。
でも、JAMのスカルにはもう一つ特別な想いが込められています。
それは、スカルリングの内側に存在する、小さなスカル。
これはJAM HOME MADEオリジナルのコンセプトで、「人には必ず2面性がある。」というもの。
“みんなの前では明るく振る舞う人も、家に帰ったら案外静か。”みたいな。
わかりやすく表現するとこんな感じですが、本質を突くと「外見だけに囚われていると、内面を見抜くことはできない。」という信念が見え隠れしたコンセプトでもあります。
一見、「ゴリゴリした印象」「異性ウケ悪そうな見た目」「自分、別にロックでもパンクでもないです」などと思われがちなスカルモチーフではありますが、人それぞれ多種多様、千差万別、それぞれの想いを込めることができるモチーフ「スカル」。
オシャレとしてはもちろん、人生を前向きに捉えるお守りアイテムとしても、きっと活躍すると思います。
JAM HOME MADE PRESS
ノザワ マサキ
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≪Vol.3≫ アクセサリーに施された 音楽手法「チョップド&スクリュード」。
先日発売されたJAM HOME MADEのコレクション「Vaporwave」シリーズ。
「Vaporwave」と急に言われても聞き慣れない言葉ではありますが、実は日常的に見かける一部のグラフィックや、何となく聞いたことのある音楽に影響を与えたと言われている音楽ジャンルです。
もう少し掘り下げると、「Vaporwave」は2010年代初頭にWeb上のコミュニティから誕生した、インターネットが成熟した時代を象徴する音楽ジャンル。
1980~90年代の楽曲を中心にサンプリングし、チョップド&スクリュードという手法を用いてピッチダウンしたり、特定のフレーズをループさせるのが特徴の音楽です。
作品には具体的なメッセージ性がなく、ただ単に既成概念に対する哀愁が存在するのみ。既に大量に廃棄されてしまった廃材をコラージュして楽曲を作成することで、音楽作品をポップアート化し、原音の持つ作品性すらも哀愁化するようなアンダーグラウンドな表現がされています。
そして、音楽だけに限らず、80〜90年代に流通した製品や大衆文化をモチーフとするアートワークやファッションの分野にも影響を与えたカルチャーであり、ムーブメントです。
元祖と言われる[Oneohtrix Point Never – Eccojams -] [Vektroid – Floral Shoppe -]
と、「Vaporwave」の小難しい説明はさておき、JAM HOME MADEは近年だと「POST PUNK」シリーズのように、音楽にまつわるモチーフやコンセプトのアイテムを多数展開してきました。
今コレクション「Vaporwave」では、現在再び熱い注目を集める80年代シティポップカルチャーが根源と言われるこの音楽ジャンルにフューチャーし、楽曲に施された「チョップド&スクリュード」技法を各アクセサリーに落とし込んでいます。
モチーフは「Vaporwave」の代表作と言われる楽曲のアートワークや背景。
その一点一点は、一見“無駄”な「チョップド&スクリュード」が施されていますが、このジャンルの作風のように当たり前に存在するアクセサリーの概念を無視する事で、また新たな可能性が表現された仕上がりになっています。
少し色の強いポップアートのようなコレクション「Vaporwave」シリーズ。
手に取っていただけると、きっとどのアクセサリーよりも哀愁を感じることが出来るはずです。
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≪Vol.2≫ JAM RING ―愛のカタチ=Previous life and the afterlife―
<JAM RING>を“SHARE”というテーマで発表したのは、ちょうど10年前の2009年。
“SHARE”と言う言葉は、この10年を経て日常に欠かせない単語の一つとなりました。
それは、SNSで情報をシェアすることをはじめ、シェアカーやシェアオフィス、シェアハウスなどといったサービスが台頭し、生活のあらゆる場面で“SHARE”を用いるようになったから。
一つのものをみんなで分ける・共有する行為は、今後よりカジュアルに発展していくでしょう。
しかし、<JAM RING>はそうした潮流とは逆に、“SHARE”という言葉の持つ本質的な意味に立ち返り、愛のカタチを表現した究極の“SHARE”を表現しています。
<JAM RING>は指輪として生まれる前の「前世」の姿をデザインしたモノ。
それはすなわち、カレーライスで言うとカレーライスになる前の姿、スパイスや、お肉そのモノをデザインしているということ。
ラブラブすぎるカップル用語で言うと、「僕たちは、きっと前世も一緒だった。だから一生一緒にいてください。そして、来世も一緒に居ようね。」
JAM HOME MADE ディレクター増井はロマンティストなので、この言葉をカタチにしたのです。
育った環境も価値観も異なる二人が運命的に出会い、そして永遠の愛を誓うために交換する究極の指輪が、<JAM RING>。
10年前の発表時は「円=縁」を意味したリング状でしたが、今回の新作はもっとシンプルに愛のカタチを表現する「ハート」の形状にしました。
豊富なバリエーションから好みの形状や幅を選んで制作した特別なハート型が、スペアの存在しない二人だけの特別な結婚指輪へと生まれ変わります。
二人の愛をカタチにした「前世」が「ハート」の結婚指輪です。
JAM HOME MADEの考えるブライダルジュエリーは、肌身離さず身につけるうえで大切な着け心地や機能美はもちろんのこと、二人の想いを浮き彫りにさせることに意識を注いでいます。
二人の時間を、より濃密にする仕掛けを考えることで、想いは深まり、輪郭を帯び、心に強く刻まれるはずです。
そうした環境までもデザインすることで、JAM HOME MADEのブライダルリングは他にはない、ウィットに富んだオリジナリティを生み出しているのです。
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≪Vol.1≫ NEW TYPE ―血液型をさりげなく表現した理由―
2004年に誕生した「血液型」をモチーフにしたアクセサリー。
先祖から受け継がれてきた血統は、家族のつながりを証明するもの。
このアクセサリーを身に付けることで、普段あまり意識しない“血統のつながり”を感じてもらい、その血統が家族や恋人と共に、未来もずっとつながっていくことを願う。そんな想いから生まれたアクセサリーシリーズです。
一見、すべて同じシルバーのアクセサリーに見えるシンプルで華奢なデザインですが、どこが血液型のモチーフかと言うとアイテムの「断面」。
アクセサリーの「断面」がA、B、O、ABのアルファベット型になっているので、それぞれの外観にもさりげなく違いが表れています。
ちなみに、この「血液型」は、もともとBRIDALラインから派生したアクセサリーシリーズ。
ディレクター増井は当時から変わらない想いで、このシリーズを作り続けています。
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『血液型の異なる二人が交わす後世へ繋げる永遠の契り』
元来、マリッジリングとは同じ構造であるべきでした。
でもそれは、あくまで視覚的な繋がりに過ぎません。
NEW TYPEは、本当の意味で結ばれるふたりを表現した結婚指輪です。
手作業で作られた断面は、4種の血液型のアルファベットの形状を施しました。
それぞれに通う血の異なる男と女が、永遠の契りを交わすことで、
生まれる子孫にもまた新しい血が生まれ、後世に残されていく、それが結婚というもの。
パートナーの血液型のリングを指にはめることで、祖先から受け継がれてきた血統を背負い、
繋げていくことを自覚して欲しい。
そんな想いが、詰まっています。
ペアリングのあるべき価値観を変えた、JAM HOME MADEからのメッセージが、ここにあります。
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今回、新作の<NEW TYPE>シリーズ発売にあたり、「血液型に関する調査」を実施しました。
色々な調査結果が出たものの、一番驚いたのが「血液型を変えられるとしても、なりたいのは自分の血液型」とお答えいただいた方が多かったこと。
先祖代々受け継いできたモノだからこそ、周りに何を言われようが誇るべき一つのポイントなのかもしれません。
実施した調査と結果は以下の通り。
血液型トークはセンシティブに感じる方が多いようですが、自信を構築するひとつとして誇り高き要素と言うのは事実。
是非、大切な人と交換して、行動や言葉を超えた繋がりを感じてください。
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【血液型に関する調査】
ブラハラに注意!? 2人に1人が血液型トーク嫌い!
「最も言われたくない血液型はB型!」B型自身もB型とは言われたくないことが判明!
~相手の血液型は当てたい?当てられやすい・当てられにくい血液型ランキング発表~
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全国の20代~40代男女600名を対象に、インターネットによる「血液型」に関する調査を実施しました。
≪調査結果概要≫
①「自分の血液型好き」ランキング第1位はO型!最下位はB型という結果に。
②2人に1人が自分の血液型を当てられたことがあると回答!
「血液型×性別」最も当てられやすいのはA型女性、最も当てられにくいのはAB型男性と判明!
③血液型トーク、2人に1人が嫌いということが判明!
④最も言われたくない血液型はB型!
B型でさえ、最もB型と言われたくない結果に。特にB型男性は41.2%が言われたくない。
⑤血液型を変えられるとしても、なりたいのは自分の血液型ということが判明!
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①「自分の血液型が好き」ランキング1位はO型!最下位はB型という結果に。
自分の血液型は好きかを聞いたところ、好きと回答した割合が最も高かったのはO型(83.6%)、次いで、2位A型(77.3%)、3位AB型(69.8%)、4位B型(61.7%)という結果になりました。
②2人に1人が自分の血液型を当てられたことがあると回答!
「血液型×性別」最も当てられやすいのはA型女性、最も当てられにくいのはAB型男性と判明!
自分の血液型を人から当てられることがありますかを聞いたところ、2人に1人が当てられたことがあると回答。さらに「血液型×性別」でみると、最も当てられやすいのは1位A型女性(63.5%)、2位O型女性(61.4%)、3位A 型男性(54.2%)となり、最も当てられにくいのは1位AB型男性(82.1%)、2位AB型女性(56.0%)、3位B型男性(55.9%)という結果となりました。
③血液型トーク、2人に1人が嫌いということが判明!
血液型に関して人と話すのが好きですかと聞いたところ、2人に1人が嫌いということが判明しました。その中でも、最も嫌いと答えたのはB型で56.8%の人が嫌いという結果に。
血液型の話題に不快な気持ちを持つ人にとっては、血液型トークがブラッドタイプハラスメントとなる可能性になりうることがわかりました。
④最も言われたくない血液型はB型!
B型でさえ、最もB型と言われたくない結果に。特にB型男性は41.2%が言われたくない。
最も言われたくない血液型は何かを聞いたところ、B型(35.9%)との回答が最も多く、どの血液型の人もB型と言われたくないと思っていることが判明。さらに、B型自身でも36.2%の人がB 型と言われたくないことが判明。その中でもB型男性自身が最もB型と言われたくない割合が高いことも判明しました。
⑤ 血液型を変えられるとしても、なりたいのは自分の血液型ということが判明!
血液型を変えられるとしたら何型になりたいですかと聞いたところ、全ての血液型において自分の血液型になりたい割合が最も多いことが判明。割合が最も多かったのはO型で71.9%、次いでAB型で56.6%、A型45.8%、B型44.7%という結果となりました。
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【※調査概要】
☑調査方法:インターネット調査
☑地域:全国
☑調査対象:20代~40代の男女 600名
A型216名、B型141名、O型171名、AB型53名、不明19名
☑調査時期:2019年5月