GOOD DESIGN AWARD 2019 – JAM HOME MADE TOKYO –
2019.10.15
SHOP INFO.『JAM HOME MADE 東京店』が2019年度グッドデザイン賞を受賞!
この度『JAM HOME MADE東京店』は、店舗建築において、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2019年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
リアルとバーチャルを組み合わせる試みが、「難しい課題に空間として答える挑戦をしている」として評価されました。
■店舗概要
「結婚指輪の自動販売機」と「仮想店舗を投影した内壁」により、リアルとバーチャルの融合を目指した店舗。
自動販売機により24 時間購入可能なECの良点をリアル店舗に実現すると共に、ECの来客のアバターを内壁に同時的に映し出し可視化しました。
1分間に数万人が来店できる20 坪の空間です。
■デザインのポイント
1. 24時間いつでも結婚指輪が買えて作れる自動販売機を店頭に設置
2. バーチャルの来客をアバターとしてリアルタイムで投影し、実店舗内に可視化
3. ネット上の記録のように、リアル店舗にも来店の記録(=履歴)を残せる仕掛け
■審査委員の評価
24時間購入可能な「結婚指輪の自動販売機」、さらにECでの来客をアバターとして店舗壁面に映し出すなど、買う行為のリアルとバーチャルを組み合わせた新しい試み。
20坪に、1分間で数万人が来店できるという。通常は、はっきり分けられているこの2つの行為を組み合わせた空間は、店舗の外に広げられた自動販売機コーナーと店全面のリアルな販売エリア、そしてその奥のバーチャルを可視化するエリアからなっている。
このようなスタイルについては賛否両論あると思うが、全体がシンプルにまとめられ、難しい課題に空間として答える挑戦をしている部分が評価された。
(出典元:グッドデザイン賞 公式サイト)
■ディレクター 増井元紀コメント
日本では1990年代半ばからインターネットのショッピングサイトが数多く出現し、それから20年あまりで消費者の購買行動は大きく変化しました。
今後の購買行動多様化の時代において、ショッピングの方法に関わらず、すべてのお客様に向けて利便性とコミュニケーションを提供していくことを大切にしたいと考えました。
リアルとバーチャル双方で同等のサービスを提供することをテーマに、店舗内壁にECの仮想店舗を投影し、実店舗内に可視化することで全てのお客様を同じ空間に迎えることを視覚的に実現しました。
ジュエリー業界には、まだまだ敷居の高さが存在しています。
現在のスタンダードな価値観を、常にアップデートしていくブランドであり続けたいと思っています。
【仕様】
敷地面積:111.47㎡ 建築面積:64.20㎡ 階数:地上1階 構造:鉄筋コンクリート構造
<システム設計>
PLAID, Inc. / 株式会社 プレイド 事業内容:ウェブ接客プラットフォーム「KARTE」の開発・運営
<システムデザイン>
KAYAC Inc. / 株式会社カヤック(面白法人カヤック) 事業内容:「つくる人を増やす」を経営理念に、オリジナルWEB サービス、WEB 制作事業などを展開
<店舗設計・デザイン>
インテリアデザイナー:佐々木一也 氏(SMALLCLONE /スモールクローン) 代表作: <UNITED ARROWS & SONS><UNDERCOVER><grocerystore.> <White Mountaineering><ARTS & SCIENCE> 等
JAM HOME MADE東京店 03-3478-7113